› 陶工房の日々ー湖東からー

2010年10月26日

工房展のおしらせ

更新が滞ってしまいました(汗)
陶工も管理人も元気に仕事しておりますが、管理人がこの夏忙しく・・・(~_~;)

久々の更新で、今月末のイベントをお知らせします。

松風工房展「陶と紙Ⅵ」
2010年10月30日(土)・31日(日)
10:30~17:00ごろ
会場■酒遊館(滋賀県近江八幡市)

やきものと切り絵の展示会です。
会場は酒蔵。とても広い会場なので、たくさんの作品を並べなくてはなりません。現在追い込みをがんばっております。
近江八幡市は近江商人のまち、古い町並みやお堀なども残っていて散策するのも楽しい街です。お近くの方はぜひ遊びに来てください。



  

Posted by 陶工 at 09:53Comments(1)TrackBack(0)おしらせ

2010年06月18日

和風教会で個展です



お知らせが遅くなりましたが、明日明後日と彦根市内で個展をします。

松風純個展「水無月作陶展」

2010年6月19日(土)・20日(日)
10:00~17:00ごろ
会場■スミス記念堂(滋賀県彦根市)

彦根城の見える和風建築教会で個展です。
ぜひ遊びに来てください。

昭和初期に来日した宣教師パーシー・アルメリン・スミス氏によって建てられた和風礼拝堂。
道路拡張工事によって平成18年に現在の位置に移転再建されました。
教会の中から彦根城が見えます。



内部は礼拝堂になっています。

  

Posted by 陶工 at 19:17Comments(0)TrackBack(0)おしらせ

2010年04月29日

新作の器です



久しぶりの更新になってしまいました。前の日付を見てびっくり。
忙しいので無理するのは止めようとペース落としたけどこれでは落としすぎですね(汗)
月に1~2回は目指してゆきたいです。

ということで今回は気軽な内容で、新作のご紹介です。

「染付蓋付碗」

小ぶりの茶碗蒸し用にと作られた器です。焼きあがったばかりなのでまだウチでも使っていませんが、使い心地はまた報告したいと思います。
口を広めに作ってあるので、熱々でも手を添えやすいと思います。
同様に蓋のつまみの部分も大きめにしました。お店などで茶碗蒸しをいただく時に、蓋のつまみに高さがなくて取りにくかった経験から、このような形にしたそうです。

茶碗蒸しの他に蕪蒸しやすりながし、夏には冷たく冷やしたスープやプリンなどにも使えると思います。
我が家でもこれから色々使ってみたいと考えています。


★猫手からのお知らせ
twitterはじめました。切り絵の話、猫の話、ゴハンの話、しょーもないことつぶやいております。
  

Posted by 陶工 at 20:02Comments(0)TrackBack(0)器と食

2010年02月20日

染付け湯のみ ざくろ



中国では子宝の縁起物とされている石榴は、日本でも同じく縁起物として絵に描かれたり工芸品になることが多いようです。

松風工房でも、染付けと赤絵両方に石榴の絵をよく使います。もともとは冨本先生(人間国宝・冨本憲吉氏)が好んで描かれたものですが、それを弟子の松風栄一(陶工の父)が受け継ぎ、またそれを受け継いで、現在は工房の定番柄となっています。

湯飲みや茶碗の対(セット)の作品に、染付けと赤絵で石榴を描き夫婦茶碗(湯のみ)として制作することも多かったのですが、このごろではそういう注文も減っています。ご夫婦でペアの器をお使いになるということ自体が減ってきているのかもしれませんね。

※2月22日~3月2日 CAT ART フェスタ (東京丸の内丸善本店ギャラリー)に
 猫手が参加のためしばらく日記を休みます。
  

Posted by 陶工 at 10:27Comments(0)TrackBack(0)器と食

2010年02月03日

焼き〆備前風徳利



穴窯や登り窯の場合、焼成に薪を使うので、釉薬を使わなくても窯の中で自然と灰(薪が燃えて灰になったもの)が付着し、それが高温で溶けて釉薬となりますが、ガスや電気の窯ではそのような変化は望めません。
そこで、作為的に穴窯風の作品を作ってみました。
数年前に備前に旅した折に、地元の窯元を見学し、その時に入手した備前の土を使って製作しました。素焼きの後、一部に松灰をかけてから焼きしめにしてあります。
備前の土は粒子が細かいので、焼きしめにしても水が漏るようなことはありません。また、土の密度が高いので、大きさの割りに少し持ち重りがします。安定感の必要な徳利や花器には向いた土質と言えると思います。

この作品に使った松灰は、自作したものです。
雑木の灰や粘土など、やきものはもともとは自然の素材でできています。なので釉薬となる灰も、昔からその地域の雑木を使って作られてきました。また木の種類によって、焼き上がりの釉薬の色も微妙に違ってくるところが陶芸のおもしろいところです。
以前、松の木を大量に伐採するというので、そこに立会い枝をもらって松の灰を自作しました。
灰は木の幹の部分でもできますが、質のよいものは細い枝や葉から作るのが、よく溶けていいとされています。
また枝の燃やし方にもコツがあります。普通に火をつけて燃やすのではなく、火の勢いを弱くして蒸し焼きのようにし、黒い灰にすることが肝心なんだそうです。枝を焼ききって白い灰にしてしまうと、釉薬としては使い物になりません。
沢山の枝を燃やしても、良い灰というのはほんの少ししか取れません。木の枝には不純物も多く含まれていますし、時には木肌に小さな石や金属などを巻き込んでいる事もあります。あの時は2t車10台分も松の枝をも燃やしましたが、灰にして、それを漉したりするうちに(ほとんどが使い物にならない部分)20リットルくらいしか取れなかったのを思い出します。
まあそれでも、器1つに対する灰の量などはごく微量なものなので、たくさんの器に使用することが可能なのですが。

自分で作った灰はやはり愛着もあり、味のあるものだと思います。昔ながらのやりかたもいいものですね。
  

Posted by 陶工 at 10:22Comments(0)TrackBack(0)制作裏話